「1日8時間労働」って、誰が決めたの?
今ではすっかり当たり前の「1日8時間労働」。
でも、これって実は、神戸が関係してるって知ってましたか?
今回は、そんな“働き方のルーツ”をちょっと深掘りしてみましょう!
◆かつては「1日16時間労働」が普通だった!?
時は産業革命まっただ中。 当時の労働者たちは、朝から晩まで10~16時間労働という超ハードモードな日々を送っていました。
そんな中、イギリスの実業家ロバート・オーウェンが立ち上がります。 彼が掲げたのが、あの有名なスローガン。
「8時間働き、8時間休み、8時間は自分のために」
このシンプルだけど力強い言葉が、世界中に広がっていったのです。
◆ 国際基準になった「8時間労働」
1919年、国際労働機関(ILO)が「1日8時間・週48時間」を国際基準として採択。
そしてその年、日本でもある企業がこの制度を導入します。
その企業とは…神戸の「川崎造船所」!
そう、日本でいち早く8時間労働制を導入したのは、神戸の川崎造船所なんです!
現在の川崎重工業・神戸工場がそのルーツです。
そしてこの歴史的な出来事を記念して、神戸ハーバーランドには
「八時間労働発祥之地」の石碑が建っています!(私もつい先日気が付きました・・・)
港の風を感じながら、100年以上前の労働者たちの努力に思いを馳せてみるのも、ちょっと素敵な時間かもしれませんね。